戦術論 道標 [michi-shirube] Written by Kota Yoshida
トップページ-TOP- > 戦術論 道標 [michi-shirube] > 第24章 耐力
第24章 耐力
「強くなりたい…」よく耳にする言葉です。
人生において、麻雀に比重を置いた人ならば常に考えていることです。人それぞれ、思いの強さは違えども、初心者の方からこの道を究めようと欲する人まで皆そう思うのが麻雀です。
この気持ちがなければ、強くなることなど不可能です。
麻雀には、センスの良さというものがあります。その抜きん出たセンスで気がつかないうちに力がつく人でさえも、この自問自答の壁にぶつかって成長するのです。
しかし、「強くなりたい」という気持ちだけでは少し足りません。麻雀は上手くならなければ絶対に強くなれません。「強者」は必ず「巧者」なのです。
上手いけど強くない人。これは決して上手い人ではありません。こういう人は「上手く見せる事が上手い人」なのです。
上手くなるためには、すべきことが山ほどあります。
雀力には、いつでも発揮できる力とそうでない力があります。例えば、前者には面チンの多メンチャンに対する力や、手出し・ツモ切りを把握する力などがあります。こういった力は、自分が現場で努力することで確実に力がつきます。
さらに、雀力の要となる「耐力(集中力+体力)」も自らの努力によっていくらでもつきます。以前、ある有名麻雀原作家の方が「麻雀はクタクタになってやるものだろう」と言っていました。 自分もそう思います。無論、ダラダラと模打を繰り返していても耐力はつきません。どんなに苦しくても、疲弊していても、目ん玉むき出しで集中して打つ必要があります。スポーツでもなんでも、限界を超えてトレーニングしなければ力がつくはずがありません。
この耐力をつける実践的な方法をいくつか挙げてみたいと思います。
(1)何かを背負うこと
何でも構いません。大金でも、信念でも、勝ち頭の地位でも、好成績を残したいという気持ちでも。要は己を奮い立たせるハリが大事だと思います。
(2)継続して苦しい状況で努力すること
例えば、高レート麻雀や、一定の期間で鬼打ちをしたり、雀荘のメンバーで夜番などをしたりするのもいいかも知れません。無論、体には毒ですが…。ただ、麻雀に対する根性や胆力がつきます。打っていれば分かりますが、苦しい状況で麻雀を打ってきた打ち手というのは、並大抵のことでは崩れません。いわば、芯が強くなるのですね。コイツと白黒つけるには、こちらも相当の覚悟が必要だと。こんな相手と真摯にゴリゴリ勝負するのも麻雀の醍醐味でしょう。
トータル成績を残すためには、氏の小説の中でよく用いられる言葉の「どんな状況でも鉄のリズムで」という力が要求されます。一年中麻雀を打っていれば、体調が悪かったり、プライベートで何かあったりと逆境が必ずあります。これらに左右されずにいい麻雀を打つためには、長時間キープできる集中力が必要なのです。
一番手っ取り早い実践方法として、麻雀を打つ際に必ず回数を決めて打つことをお奨めします。ぜひ試してみてください。成績をまとめる力というのも必ずつくはずですよ。
戦術論 道標 [michi-shirube] INDEX
序章 / 第1章 赤牌 / 第2章 見切り / 第3章 スピード / 第4章 展開 / 第5章 引力
第6章 道標 / 第7章 流れ / コラム:雀荘事情・I / 第8章 反射・I / 第9章 反射・II
第10章 役満 / コラム:ルールとマナー / 第11章 奪取 / 第12章 正着打 / 第13章 槓
第14章 処理
第15章 フォーム / 第16章 オフェンス・I / 第17章 オフェンス・II
第18章 オフェンス・III / 第19章 オフェンス・IV / 第20章 切り込み / コラム:雀荘事情・II
第21章 データ戦・I / 第22章 データ戦・II / 第23章 凌ぎ / 第24章 耐力
第25章 七対子 / 第26章 牽制





