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戦術論 道標 [michi-shirube] Written by Kota Yoshida

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第6章 道標

麻雀で勝つとはどういう事でしょうか?
「大事な対局で勝利する」「生涯トータルで好成績を残す」「特定の相手に地力・成績で上回る」「ある程度の期間を目安にコンスタントに好成績を残す」「短期勝負の大会で優勝する」。どれも勝利には変わりませんが、凌ぎという点で考えれば「ある程度の期間を目安にコンスタントに好成績を残す」というのは非常に大事です。特に毎月、相当数の半荘を消化する人(例えば雀荘のメンバー)にとっては、大きなテーマなのではないでしょうか。

麻雀は常勝できるゲームではありません。牌勢が悪い時があれば、交通事故のような出来事もあります。しかし、要領良く打てば、ある程度の期間を目安にコンスタントに好成績を残す事は案外可能なものです。要領良くとは、トータルバランスでの確立・期待値を重視し、手牌、点棒、進行状況に応じて、押し引きに濃淡をつける打ち方です。

既成の「何を切る?」といったものは、好成績を残すというテーマの下ではさほど重要ではありません。それよりは、押し引きに濃淡をつける打ち方を意識するようにしましょう。平たく言えば、先行逃げ切り出来そうなゲームでは、徹底的にガードを固め局を進める。配牌を見た時点でオリを考える場合もある。手牌がきてる勝負所と思える場面では分厚く打つ。親番でひと捲りできる打ち方を覚える。といったように、大局観をもってゲーム捌きを意識する事が大切です。これは他の博打においてもいえる事ですが、濃いところはとことん濃く、淡いところはとことん淡くするという事は非常に大事です。

好成績を残す方法としては単純に雀力アップさせれば良いわけですが、私が推奨するものに、後ろ見と麻雀に関する書物(漫画、小説、コラム)を読むというものがあります。

麻雀は他に類を見ないほどマニュアルのないゲームなので、後ろ見は見取り稽古という意味で勉強になります。強い人の後ろでなくても構いません。初心者の後ろで見ていても、その人がどう考えて打っているか推理しながら見れば勉強になります。後ろ見に慣れてきたら、自分から見えている情報から見えていない部分を推理しながら後ろ見をしてみて下さい。見えていない部分というのは、残り二人ないし三人の手牌構成、残りの山に残っていそうな牌の事です。集中してやれば自分が打つより疲れるかもしれませんが、このトレーニングにより実際に自分が打つ時、今まで見えなかったものが必ず見えるようになっているはずです。もし、あなたがどうしても勝てないと認める強い人がいたら、その人の後ろでよく見てみて下さい。半荘50~60回位見れば、これから先その人に勝つ事ができるかどうかがわかるはずです。半荘1~2回位しか見ないのならばあまり意味がありませんので、後ろ見出来る機会のある人は見れる限り一晩中でも後ろ見をして下さい。ただ、お店によっては後ろ見を禁止していたり、後ろで見られるのを嫌がる人もいるので、そのあたりのマナーには気をつけてくださいね。

また、麻雀に関する書物を読む。ここではあえて麻雀マンガを読む事をお薦めします。
凝った闘牌シーンや戦術に触れる事によって、あなたの記憶のパターンが増えるはずです。


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戦術論 道標 [michi-shirube] INDEX

序章 / 第1章 赤牌 / 第2章 見切り / 第3章 スピード / 第4章 展開 / 第5章 引力
第6章 道標 / 第7章 流れ / コラム:雀荘事情・I / 第8章 反射・I / 第9章 反射・II
第10章 役満 / コラム:ルールとマナー / 第11章 奪取 / 第12章 正着打 / 第13章 槓
第14章 処理 第15章 フォーム / 第16章 オフェンス・I / 第17章 オフェンス・II
第18章 オフェンス・III / 第19章 オフェンス・IV / 第20章 切り込み / コラム:雀荘事情・II
第21章 データ戦・I / 第22章 データ戦・II / 第23章 凌ぎ / 第24章 耐力
第25章 七対子 / 第26章 牽制

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