麻雀で使われる用語の議論には限界があります。なぜなら
『ヒキ』 『流れ』
『強さ』といった用語は、定義を確立するのが困難だからです。例えば一口に
『流れ』
と言っても、軌跡としての流れ、勢いとしての流れ、人・牌・運の流れいった具合に、様々な要素の意味が考えられるからです。
『ヒキが強い』。よく耳にする言葉です。あなたは 『ヒキ』
が強いと思いますか?いますよね。 『ヒキ』 が強い人。(1)            
ドラ 
(2)            
ドラ 
(1)の手牌で"ドラのペン七萬を引き込み二・五・八筒を一発ツモ"と、"二・五・八筒を引き込みドラのペン七萬を一発ツモ"。
(2)の手牌で"ドラの伍萬を重ねて二・五・八索を一発ツモ"と、"二・五・八索を引き込みドラの伍萬単騎を一発ツモ"。
上図の様な手牌では、入り目とアガリ牌が自分のツモ山にあるとしても、その置いてある順番によって相手が受ける印象は大分違います。相手が情報として見る事ができるのは、開かれた手牌だけだからですね。(1)と(2)の後者のアガリは、ある人がやれば『ヘボだなぁ。ツイてるなぁ。』と思うかもしれないし、ある人がやれば『ヒキが強いなぁ。』と思うかもしれません。
『ヒキが強い』というのは、ヒキが強い(強く見える)アガリを、恒常的もしくは瞬間的にする事かもしれません。
『ヒキ』が強かったら、麻雀というゲームをやる上でこれほど有利な事はありません。ある意味麻雀は、『ヒキ』
の強さと 『カン』
の鋭さを競い合うゲームだからです。冒頭の質問で、自分は
『ヒキ』 が弱いと思った人。私は他人の 『ヒキ』
を強くする方法は知らないし、『ヒキ』
を強くするコツがあるとも思いませんが、『ヒキ』
が強いと言われる人、『ヒキ』
が強いと思う人の後ろで、その人の麻雀をよく見てみて下さい。基本的な手組みが違うはずです。特に麻雀をこれから覚えたい、強くなりたいといった麻雀人格形成時期にある方が『ヒキ』の強い人の後ろで見ることは、非常に勉強になると思います。 |